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過去52週のTOP30選手のゲームパワー指数と世界ランク

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ゲームパワー指数(GP指数)についての投稿が連続していますが、今回は過去52週のTOP30以内にいる選手のゲームパワー(GP)を分析し、順位が20位までの表を作成しました。 ゲームパワー(GP)とは1ゲームを獲得する力、安定性、エネルギーの指標です。これを過去52週分のデータで分析することで、直近1年間のその選手のゲームを獲得する力の平均値が見えてきます。

gp7

分析した結果、3月23日現在の世界ランキングTOP10の選手のランキングとゲームパワー(GP)の順位はだいたい妥当な一致を見せました。TOP10に在位するということは、やはり直近1年間においてゲームパワー、ゲームを獲得する力も10位以内の上位にいる必要があるということでしょう。

1.注目すべき選手

まず、目を引くのがフェデラー選手です。世界ランク6位。今季、既に全豪とインディアンウェルズ大会のタイトルを獲得しています。昨年の膝の怪我による離脱で完全な過去52週のデータではありませんが、少なくとも今季に入ってからのゲームパワーは現時点で1位です。 ジョコビッチ選手は昨シーズン後半から力を落とし、今季に入って明確に力の停滞を示しています。マイアミ・オープンも右肘の故障の悪化で欠場しています。現時点では世界2位ですが、ゲームパワーから見ると、潜在的には9位レベルの力しか示せていません。 錦織選手。現在世界4位。しかし、ゲームパワーの順位で見ると9位タイです。ゲームパワーの9位には同スコアの選手が4人もいます。ゲームパワーのパフォーマンスを見ると、TOP10の力があることは間違いありませんが、更にゲームパワーを上げないとTOP5を維持するのは難しいでしょう。

2.世界ランクとゲームパワー順位の乖離のある選手

表はTOP20の選手までしか表示していませんが、分析自体はTOP30の選手に対して行いました。 現時点で世界11~20位ではあるが、ゲームパワーでは10位以内に入っている選手は、過去52週の平均的なゲームパワーで見ると、既にTOP10級の実力を備えていると言えます。 その中から気になる選手を紹介します。 とは言え、ゲームパワー上位者全員がTOP10入りできるかは別の話です。何故ならゲームパワーが高いことと、大きな大会でポイントを獲得することは別次元の事柄だからです。しかし、少なくともTOP10入りする潜在力を備えているとは言えるでしょう。 ディミトロフ選手。今季は目覚ましい活躍をしています。一時の不調から抜け出し、今季既にツアーで2つのタイトルを獲り、17勝3敗という調子の良さを見せています。この勢いを維持し、ゲームパワーが示すような力を発揮し続けることが出来ればTOP10復帰はかなり確率が高いといえるでしょう。 キリオス選手。現時点で世界16位。過去52週で示したパフォーマンスは既に7位レベルです。調子の高低差が激しい選手ですので、確実なことは言えませんが、少なくとも潜在能力的には今季TOP10入りしてもおかしくない力があります。今季に入ってから見ると、昨シーズンと比べて安定したパフォーマンスを見せています。 細かく見ることは出来ませんでしたが、バウティスタ アグート選手やガスケ選手もゲームパワーの上位にいます。特に、ガスケ選手は現在22位で表の欄外ですが、パフォーマンスとしてはかなり高いものを示しています。 今後錦織選手がアグート選手とガスケ選手(もちろんガスケ選手とは相性自体も良くないですが)と対戦する時は、かなり注意が必要でしょう。

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*SCR%はSMCIの改訂版です。
現在はTSA(テニススタッツ分析)の基本7表を用いて分析しています。
*TSA基本7表とは「得点内訳表」「失点内訳表」「得失点表」「自ポイント内訳表」「ゲームパワー表」「アタック評価」「ポイントパフォーマンス」のこと
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