蹴鞠談議2

J2:37節:ロアッソ熊本VSファジアーノ岡山「3連勝ならず、試合を支配するも早い時間の失点が響いて敗れる」

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熊本VS岡山:1-0
得点者:長沢
観客数:7981人

●岡山スタメン

チアゴ10
妹尾7・キム26
田所25・千明8・仙石28・沢口2
植田23・後藤3・一柳30
真子21

●リザーブ

GK:椎名41
DF:近藤4・篠原40
MF:桒田11・竹田18・石原45
FW:岸田9

●途中交代

キム26→桒田11、チアゴ10→石原45、沢口2→岸田9



●熊本スタメン

長沢9・大迫13
武富14
根占23・原田8・吉井22
片山7・矢野16・菅沼28・市村15
南18

●リザーブ

GK:岩丸1
DF:チョンソンジン2・筑城24
MF:エジミウソン5・田中26・ファビオ27・仲間30

●途中交代

大迫14→田中26、吉井22→エジミウソン5、長沢9→ファビオ27

●試合の流れ

互いに低調な立ち上がり。
なかなかシュートまで行けない両チーム。
すると熊本が、ロングパスから一瞬の隙を突き長沢が先制ゴール。
岡山が、徐々に主導権を握る。
ポゼッションは、岡山が上回るが、決定機を作れない。
良い形で、何度がシュートまで行くが、ゴールできず。
そのまま1-0で、前半終了。

後半に入ると熊本が、多少修正してきたのか熊本も盛り返す。
しかし、熊本は、無理して攻める事無く、守備的に来る。
岡山は、その熊本の牙城を崩せない。
桑田を投入するが効果無く、チアゴを下げた辺りで、失速する。
石原、岸田をさらに投入するも同点、逆転まで行けなかった。
結局、前半の熊本のゴールを熊本が守り切り1-0で試合終了。

この結果、14位という順位は、変わらなかった。
残り1戦勝てば13位になる可能性もあるので、そこを目指して頑張って欲しい。

●失点シーン

★1失点目

熊本の選手の後ろからのパスを熊本の選手が、少し軌道を変えて裏のスペースへパスを出す。
そのパスに抜け出した武富がドリブルを仕掛ける。
トラップが大きくなって、後藤が取りにいくが、クリアしきれず、武富の足に当たりそのまま抜け切る。
フリーになった武富が、中の様子を見てクロスを入れる。
フリーで、長沢の元へ通り、上手くトラップした長沢が、GKとの1:1を冷静に決めてゴール。

後藤の軽い守備が悔やまれる。
WBの裏のスペースを突かれた失点。
あれだけ武富をフリーしてしまうと良いクロスがあがる。

※追記(他ブログで指摘を受けて転載させて頂きました)

一柳がマークしていた選手が下がった為、釣られて出て行き、ボールに触ることさえ出来なかった一柳、後藤の軽い対応、長沢をマークしていた植田のポジショニング&対応ミス、これら3バックが崩された※

●熊本の印象と印象に残った選手

ロングパス中心の攻めで単調だった。
正直このサッカーは、個人的にあまり好きでは無い。
それでも、背が高い選手を居るので、その選手を有効に使うという事自体は、間違っていない。
ただ、この試合岡山にポゼッションを多く許してしまったが、勝てるのは勝てる。
千葉と違って、ファビオと長沢というターゲットなる選手が二人いるので、サッカー自体は、ぶれない。
その辺り千葉よりは、安定したサッカーができていると思う。
そういったスタイルのサッカーがあっても良いと思うし、継続性を持ってやって欲しい。
プレミアリーグとかでもそういったサッカーのチームがいると聞いた事がある。
中田英寿が、プレミアの放り込みサッカーに適応できなかった様にそういったスタイルのサッカーで強いチームもあるし、そういったサッカーもありだろう。
このサッカーの利点は、オーストラリアの様に守備が堅い事だろう。
後ろから無理にリスクを冒して攻める必要もないし、一気に前線にボールを運べるのも強み。
序盤戦守備が堅かったのも分かるサッカー。
しかし、単調故に攻撃面で、あまり良くなかったのも分かる。
来季もこのサッカーを継続するならば、背の高い選手の周りで、周りの選手がどれだけ絡めるかポイントとなりそうである。
Jリーグでは、こういったサッカーは、少ないので、そういったチームがJ1で活躍するのも見てみたいので、出来れば継続してやって欲しい。

印象に残った選手は長沢。
やっぱり背が高く前線で起点になれていた。
ゴールを決めたシーンも落ち着いて決めれていた。
ポストに当たる惜しいシュートもあったし、怖い存在だった。

●相手のサッカーの狙い通りの展開になる

熊本のロングパスサッカーの狙いに嵌った。
中盤を厚くしているが、そこを越して一気に来るサッカーで、リズムができなかった。
それでも試合を支配した通り、持ち味は発揮した。
ただ、そこまでで、高い位置で、プレスをかけてボールを奪ってカウンターを仕掛けるというの岡山のしたいサッカーの一つを実行するのが、難しかった。
そのためなかなか決定機を作れなかった。
熊本の様なチーム相手だと後ろにスペースを見つける事が難しく、崩し切れなかったのも敗因の一つだろう。
特に先制点を許してしまうとリスクをより冒さなくなるために、手堅くなる。
よりスペースが無くなった。

●成長を感じる攻撃

そういった感じに引いた相手に対して、流れから良い形が出来るようになった。
ダイレクトパスで繋いで崩すシーンとかは、序盤戦は、少なかったが、ここに来て見れる様になってきた。
来季に向けて、補強を進めればより高みを目指せる。
決定力のアップは、急務。
崩すこと自体は、出来ているので後は決めるだけ。
決定力の高い選手が欲しい。

●桑田に関して

あまりボールに触れずあまり目立たなかったというのが正直なところ。
それでも一つ今後に可能性を感じる点があった。
それは、パススピードが速い事。
しかも正確。
J1クラスの片鱗を感じた。
フィットしてくれば、もっと良くなるかもしれない。
まぁ、この試合を見る限りは、最初の山崎と大差ない。
OHというポジションは、すぐには難しいという事を感じた。
本格的にチームで、活躍するのは、来季になりそう。

●3連勝できなかった事に関して

いつもこういった試合で、勝てないのは、やはり多かれ少なかれメンタル面が、影響しているのも確かだと思う。
やっぱり、安定的に自分達の実力を発揮する事は、難しい。
アウェーという環境の中で実力を出すのも難しい。
いつも同じ条件でできないからそうした中でも自分の実力を発揮できるチームにならないといけない。
勿論、自分達の実力が足りないのもある。
ただ、今季に関して言えば、大きな連敗も無い事は、プラスに捉える事もできる。
敗戦を引きずらず気持ちを引き直す事ができている。
その中で、同じ相手に同じスコアで惨敗する等、苦手意識が生まれているのも気になるところ。
そうした相手でも、この試合の熊本の様に勝つぐらいでないといけないと思う。
今後上位を目指し、昇格を目指すならば、そういった事は、無くさないといけない。
来季に向けてその辺りの補強を進め常勝軍団になって欲しい。

●監督の采配に関して

久木田を外した事だが、確かに久木田にとって熊本は出身地という特別な試合だが、桑田の状態が良くなったという判断だというなら仕方ないだろう。
久木田は、FWだし、OHとしては、微妙な側面がある。
まだ、ボールの受け方やポジショニング等に難がある。
その中で、少ないチャンスをものにして決める決定力もあるのは確か。
来季の事を考えても桑田は、使っておきたかったと言うのが本音ではないだろうか。
これに関しては、賛否の別れるところであると思う。
桑田の投入自体は、機能しなかったので、外れだったと言わざる得ない。

チアゴに代えて石原の投入は、チアゴのフルタイム出場は、仕方ないのが、現状なので、仕方ないところ。
しかし、岸田を先に投入すべきではないか。
キムも居ない状態だったし、本職のFWが欲しかった。
0トップシステムも一応経験済みだったので、機能するかと思ったら機能しなかったというのが実際のところだろう。

沢口を代えた点だけに関しては、正解だったと辛うじて言える。
スピードを活かしたサイド攻撃というシーンが見えたし、これは意図した通りだったと思う。

●最後の後ろでキープして終了した事に関して

これは、酷い。
後藤は、前科もある。
千明と後藤は、一体何を考えているのか?
リードしていると勘違いしているかの様な後ろでのボール回し。
これは、多くの人が失望したのではないだろうか。
この試合、こんな感じに閉塞感というか、イライラする事が多かった。
勝ちに行くと言うの様な気持のあるプレイが見たかった。

●評点

GK真子21:5,5
失点のシーンは、防ぐのは難しかった。
フィード等は、安定していた。
基本的にあまり見せ場が無かった。

CB植田23:5,5
いつもの様に目立たず。
空中戦でも長沢やファビオといった背が高い選手がいたので、なかなか勝てなかった。

CB後藤3:4,5
失点に繋がる軽い守備を見せてしまった。
いつの試合か忘れたが、時間がないのに、バックパスをして負けた試合の様に前にロングパスを出さず、千明とパス交換するという愚行を行った。

CB一柳30:5,5
積極的攻撃参加を見せた。
オーバーラップのタイミングが良かった。

DH千明8:5,0
この試合では、バックパスが多かった。
効果的なパスをほとんど出せず、最後は後藤と意味不明なパス交換で、試合終了。
それでも、この試合でもシュートを打つなど、攻撃参加が増えて来た。

DH仙石28:5,5
何度か良いパスを通した。
なかなか前を向いてプレイできなかった。

WB田所25:5,5
クロス精度は、相変わらず酷いが、積極的攻撃参加が目立った。
運動量の多さは、流石。

WB沢口2:5,0
軽い守備があって、危ないシーンを作られた。
攻撃でも決定的仕事をできなかった。

OH妹尾7:5,0
シュートは枠に飛ぶが、コースを狙う等の余裕が欲しい。
決定機を何度か潰した。

OHキム26:5,0
この試合では、目立った活躍できず。
前線の起点になりきれなかった。

FWチアゴ10:5,5
前線でいつもの様に起点になれなかったが、それなりにターゲットとなった。
シュートまで持って行く等、もっとストライカーらしくなって欲しいが、現状はポストプレーヤーなので、そこまで期待するのは酷か。

途中交代

桒田:4,5
消えていた。

石原:5,5
サイドをスピードを活かして上がる等、WBとして存在感を示した。

岸田:4,5
決定機を外した。

影山監督:4,0
交代カードが、あまり機能しなかった。

主審(塚田)副審(長谷・青山):5,5
大きな誤審はなかった。
一度熊本のCKを岡山のゴールキックに間違える小さい誤審があった。
競り合い等のジャッジを細かく取った事で、岡山が助かったり、熊本が助かったりした。
上手くゲームを作ったと思う。

岡山から世界へ 
To Be Continued 

by杉野雅昭 

まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。 

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記事カテゴリ:
2011年ファジアーノ岡山
タグ:
ファジアーノ岡山
ロアッソ熊本
レビュー
評点
ロングパス主体のサッカー
放り込みサッカー
影山采配
影山監督
メンタル
メンタリティ
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この記事へのコメントコメント一覧

J2:37節:ロアッソ熊本VSファジアーノ岡山「3連勝ならず、試合を支配するも早い時間の失点が響いて敗れる」

☆fagianofun様

コメント有難うございます。

確かに残念な試合でしたね。
仰る通り熊本の形に持って行かれましたね。
本当に残念です。

現状だと確かに久木田ですね。
最終節は、桑田と久木田どちらで行くのか気になるところですね。

チームとして安定感が出て来たのは良いと思います。
なかなか勝てないという状態にもならなかったし、連勝できるという好調にもならなかった。
来季は、ここに足りないピースを埋め合わせて常勝軍団になって欲しいですね。

得点を増やすのは、攻撃的選手の値段が高い事を考えても難しそうですね。
それよりは、安く獲得出来やすい守備から入るのも一つの手かもしれないですね。
ストーブリーグにどう動くのか気になるところですね。

残念な敗戦…

せめて引き分けてくれたら〜熊本は連敗中だったので内容にこだわらずに守りを固めて岡山もそれにはまってしまった感じです。桑田は期待したがまだフィットしてない印象。現状なら久木田かな。確かに今シーズンは3連敗が一回?逆に2連勝が二回とまずまずの結果。得点アップは簡単にはいかないんで失点を減らせば勝ち点は増える筈!特にセットプレーですよね

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2008年以降は、ファジアーノ岡山のサポです。
昔はジェフも好きでした。
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