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モウリーニョのレアル・マドリードに終焉の鐘の音? シメオネ監督率いるアトレチコ・マドリードがスペイン国王杯で優勝。【 レアル・マドリード vs アトレチコ・マドリード 】

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試合 :スペイン国王杯 コパ・デル・レイ 決勝
開催日:2013年5月17日
結果 :アトレチコ・マドリード勝利
スコア:「1-2」
得点者:C・ロナウド ジエゴ・コスタ ミランダ

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【2013/05/19】 内田篤人の2012-13シーズンを総括。内田に改善して欲しい4つの課題が明確になったシーズンだったと思う。



【 レアル・マドリード 】

FW:             ベンゼマ
MF:C・ロナウド                   エジル
MF:     モドリッチ シャビ・アロンソ ケディラ
DF:コエントラン  セルヒオ・ラモス  アルビオル  エシアン
GK:           ディエゴ・ロペス

FW:            イグアイン
MF:C・ロナウド       エジル      ディ・マリア
MF:       シャビ・アロンソ  ケディラ
DF:アルベロア  セルヒオ・ラモス  アルビオル  エシアン
GK:          ディエゴ・ロペス

FW:       C・ロナウド    イグアイン
MF:ディ・マリア       ケディラ      エジル
MF:       シャビ・アロンソ  エシアン
DF:   セルヒオ・ラモス  アルビオル  アルベロア
GK:           ディエゴ・ロペス

どちらのチームも「4-3-2(ワイド)ー1」でしたが、レアル・マドリードが「4-3-2(ワイド)ー1」にした理由は何だったのでしょうか? CL準決勝の1st.legでは同じメンバーで「4-2-3-1」でした。そのCL準決勝の1st.legでは4失点したので、トップ下のモドリッチがより守備的にプレーしただけ、という見方もできますが、それよりもやはり中盤の底に3枚を横並びにしてより守備的に戦うようにした、それから、C・ロナウドとエジルがより中へ入ってプレーしやすいようにした、という意図だったのかなと感じました。しかし、モドリッチ、シャビ・アロンソ、ケディラ、その3枚のところの連携やバランスが少し悪く、モドリッチがある程度自由に動くような感じの中で、シャビ・アロンソとケディラがどう攻守に動くべきなのか、そこに迷いが生じていたような印象でした。

但し、やはりレアル・マドリードにはC・ロナウドが存在している、という事で、前半14分にはCKからC・ロナウドがヘディングで決めてレアル・マドリードが先制点。少しぐらいチームに機能性が無くても、C・ロナウド、モドリッチ、エジル、という選手たちの個の力で決定機を作り出すレアル・マドリード。その何度もあった決定機で1つでも決めていれば結果は逆だったような気がしますが、しかし、ポストに阻まれてしまったり、奇跡的なクリアをされてしまったり、相手GKのファインセーブに防がれてしまったり、今季のレアル・マドリードは勝運に見放されてしまっていると感じます。しかし、相手にガッチリ守られてしまった場合に、それを個の力だけで打開するのではなく、もう少し連携で崩せるような力があったならば・・・、という印象がモウリーニョのレアル・マドリードにはずっとあるので、そのあたりの足りなさが、今季のもう一歩の足りなさの原因の1つだったのかなとは思います。

前半35分、同点に追い付かれ、後半30分、モウリーニョが退場。試合はスコア「1-1」で延長戦へと突入し、レアル・マドリードは、ベンゼマ→イグアイン、モドリッチ→ディ・マリア、コエントラン→アルベロア、という同時3枚交代を行って「4-2-3-1」にしましたが、更には、延長前半9分に1点を奪われてしまってからは「3-2-3-2」のような布陣にしましたが、しかし、延長後半9分にはC・ロナウドが一発退場し、試合はスコア「1-2」でアトレチコ・マドリードの勝利、という結果でした。これでモウリーニョのレアル・マドリードは終わるのか、それともまだ続くのか、かなりこれでモウリーニョのレアル・マドリードが終わる可能性は高いように思いますが、来季からのレアル・マドリードがどうなって行くのか、バルセロナも苦しんでいますし、リーガエスパニョーラにも来季からは新展開が待っているのかもしれませんね。


【 アトレチコ・マドリード 】

FW:           ファルカオ
MF:アルダ                  ジエゴ・コスタ
MF:      コケ  マリオ・スアレス  ガビ
DF:フィリペ・ルイス  ゴディン  ミランダ  フアンフラン
GK:         ティバウル・クルトワ

FW:           ファルカオ
MF:C・ロドリゲス              アドリアン・ロペス
MF: ラウル・ガルシア  マリオ・スアレス  ガビ
DF:フィリペ・ルイス  ゴディン  ミランダ  フアンフラン
GK:         ティバウル・クルトワ

一方、見事にレアル・マドリードを倒してスペイン国王杯の優勝を手にしたアトレチコ・マドリード。同点ゴールの時のファルカオのボールキープは素晴らしかったですし、その同点ゴールを決めたジエゴ・コスタのパフォーマンスも良かったですし、また、アルダの左サイドでの起点力もかなり効いていました。GKクルトワのパフォーマンスも最高でしたね。そして、レアル・マドリードのそれと比べて機能していたのが、コケ、マリオ・スアレス、ガビ、という3枚による中盤の中央のところで、その3枚がとても統率のとれた動きを終始続け、ほとんど攻守における機能性を落としたりバランスを崩したりする事は無く、そこが今回の勝利に最も大きかったのではないかと感じました。同じようなシステムだったので個の力でやられてしまうと危ないところがあり、実際に決定的なピンチを何度か作られて危なかった訳ではありますが、そこは運に味方されたようなところもありましたが、しかし、組織的な機能性としてはアトレチコ・マドリードの方が上回っていたかなと思います。

シメオネ監督については、森本がカターニャでプレーしていた事もあって、そのカターニャでの監督時代にも何度か指揮する試合を観た事はありましたが、その時の印象としては特別に優れた監督だという認識は持たず、アトレチコ・マドリードでここまで成功するとは思いませんでした。基本的には、やはり守備からチームを作り上げるタイプで、まずはしっかりとした守備力をチームに植え付けて、その守備からいかにして良い攻撃へと繋げるのか、という事に力を注いでいる監督なのかなと思います。現役時代も素晴らしい選手でしたが、テクニックやアイデアだけでなく堅実さや闘志も合わせ持つ、それが監督になっても失われていない様子で、来季からもシメオネ監督率いるアトレチコ・マドリードには期待を持てそうな気がします。バルセロナとレアル・マドリードをもっと脅かして欲しいですね。

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記事カテゴリ:
リーガ 12-13
タグ:
スペイン国王杯
コパ・デル・レイ
レアル・マドリード
アトレチコ・マドリード
モウリーニョ
シメオネ

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人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

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