change-the-flow

フェデラー芝の聖地で11回目の決勝へ チリッチの攻撃的テニスを阻止できるか ウインブルドン2017

このエントリーをはてなブックマークに追加

テニスの聖地ウインブルドンにはドラマが待っていました。まさか、1年前のこの時点でこの状況を、この決勝のカードが実現するとは予想もできませんでした。いつも思います。一戦一戦、選手たちは必死に闘っています。その瞬間・瞬間にベストを尽くし、思い悩み、苦悩の中で闘っているはずです。しかし、結果は思うようにはいきません。しかし、その一戦が瞬間が大切なのであり見とどけていきたいと思うのです。

決勝のカードはフェデラーとチリッチとなりました。もしやと思っていたカードが実現しました。 フェデラーが昨シーズンに至るまで最後にGS優勝したのは2012年のウインブルドンでした。それ以降は2013年は怪我もあり主要大会は1勝もできず、2014年はMSで得意とするシンシナティ、上海で2勝、2015年はシンシナティで1勝(2014年、2015年はWB決勝進出)、2016年は怪我との闘いとなりました。昨年のウインブルドンではQFでチリッチを神がかった逆転勝利、SFでラオニッチに敗退、その試合で転倒しその後休養しました。この時点で強いフェデラーが帰ってくるとは、GSを再びとることができると信じていた方は多くはいなかったでしょう。しかし、フェデラーは完全復活をとげて戻ってきたのでした。普通では考えにくい出来事です。2016年、フェデラーは全豪後に左半月板を損傷し内視鏡手術を受け2月あまりで復帰、そしてあのウインブルドン大会の執念の闘いを見せてくれたのです。そして、今シーズンの活躍も神がかった復活と呼んでよいでしょう。35歳のフェデラーは更なる強さを再装備して戻ってきました。この強さの要因はバックハンドにあると思います。フェデラーの唯一の弱点はバックハンドといわれ球を集められました。フェデラーは単なる休息をとっていたわけではないのです。フェデラーは今シーズンにはいり全豪、IW、マイアミを連勝しクレーシーズンは全仏も含め欠場しました。そしてこのウインブルドンに照準を合わせて調整してきました。しかし、簡単ではないと思っていました。早い段階での敗退もあるのではないかと覚悟していました。しかし、この男は凄いです。決勝まで勝ち上がってきました。執念でしょう。執念と言えば昨年のチリッチ戦とラオニッチ戦です。フェデラーは昨年も頂点を目指して、残りすくない選手生活の全てをかけて闘い抜いたのだと思います。これらの試合があったからこそ、今ここにまたたどり着くことができたのだと思っています。きっとフェデラーにとって別格の存在、テニスの聖地ウインブルドンなのでしょう。単なるウインブルドンの決勝ではなく、その重みを噛みしめてその時を迎えたいと思います。

チリッチにとっては2度目のGS決勝です。2014年錦織を撃破し全米初制覇を果たしました。2016年シーズンにはシンシナティでMS初制覇を果たしました。ビッグ4やワウリンカに次ぐ存在であることを認めざるを得ません。28歳のチリッチが初のベスト10入りを果たしたのは2010年2月21歳のときでした。錦織の初のベスト10入りは2014年5月の24歳でした。しかし、チリッチはその後ベスト10落ちし、禁止薬物に陽性反応を示した2013年5月にはは47位まで順位を下げました。しかし、2014年全米制覇を果たし再びトップ10入りを果たしたのです。その後は10位前後を繰り返します。そしてまたシンシナティMS制覇を果たし7位とし現在の6位に至っています。ビッグタイトルを手中に収める度にステップアップするチリッチ、今またここで超ビッグタイトルを狙い撃ちしているのです。

対戦成績はフェデラーの6勝1敗、チリッチの1勝はあの全米SFです。チリッチの上限の強さは誰が相手としても突き落とす破壊力を持ち合わせています。全米はチリッチの6ー3、6ー4、6ー4のストレート勝利でした。サービスの威力に加えストローク、フォアハンドの威力と精度の高さが目を見張るものがありました。昨年のフェデラーはWB試合前にこの試合を観戦し直したと言いますが、チリッチの前に第2セットまでは完全にペースを握られフェデラーが勝てるイメージを抱くことができなかったのです。この試合のスタッツを見てみます。

3ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

ウィンブルドン予想の振り返りと決勝展望。【サンチェス・ピスファン】

ウィンブルドン2017 決勝はフェデラーVSチリッチ 過去の対戦成績は…!?【0 to zeroのhorizon】

―大会レポート― 第11日 フェデラーが8回目の優勝に王手、相手はチリッチ【ウィンブルドンテニス2017】

ブロガープロフィール

profile-iconjigyakuteki

  • 昨日のページビュー:0
  • 累計のページビュー:5831924

(11月22日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 錦織よそろそろ気づけ 今のテニススタイルではビッグ4には勝てないことを 敵は己にあり 全米オープン2016
  2. ジョコビッチのメンタルを打ち砕け。マイアミ・オープンF
  3. マスターズ初制覇を果たす日 今ここに 錦織の勝利確率51% 対ジョコビッチ第5戦 ロジャーズ・カップ2016決勝
  4. ナダル戦でのトイレットブレイクについて
  5. 答えは「 NO 」 錦織のローランギャロスが始まる 全仏オープン2017
  6. フォアハンドが導く「圭の時代」へ 錦織スタイルの再構築について
  7. 錦織の攻撃的テニスを封印 勝つためのテニスに徹しろ! ロジャーズカップ2016 
  8. リターンゲームに賭けろ 錦織の完成形とは 対マレー第3戦 全米オープン2016 QF
  9. 錦織の次なる課題 異次元の世界への挑戦 スイス・インドア2016
  10. 真向から戦い抜いた錦織。ぶれずにそのまま突き進め!マイアミ・オープンF

月別アーカイブ

2017
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年11月22日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss