ガンバ大阪 J1への道

2013.7.20 J2第25節 vsヴィッセル神戸

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炎天下の7月20日、大阪。

今日から子供達は楽しく長い夏休みが始まる。
そんな事もあってか、この日の万博記念陸上競技場には多くの家族連れが集まっていた。

しかし、そんな家族連れの和気あいあいとした雰囲気とは裏腹に、この日の万博記念陸上競技場はまさに死闘・・・頂上決戦・・・関西ダービー・・・ありとあらゆる名目が付けられメディアはこの日の試合がいかに2013年J2リーグの山場なのかをかき立てる。

勝ち点50で並んだガンバ大阪とヴィッセル神戸の首位攻防戦を前に集まったサポーターの数は今シーズン万博記念陸上競技場、最高の18,193人!

そして、アウェイのヴィッセル神戸サポーターのゴール裏も開門前ながら長蛇の列が。

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そして、いつもの闘う場所に変わった我らがガンバ大阪のゴール裏も長蛇の列。 この日、一般入場の列に並び、入場待ちで動かない列。 来年は必ずシーズンパスを購入しようと!そして先攻で入場しようと!心に決めた瞬間でした。
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入場すると、いつものゴール裏は超満員。 開幕戦の京都サンガ戦を思い出す。 やはり関西ダービーはサポーターの熱気も半端ない。 宇佐美とロチャの登録を昨日に終えたガンバ大阪は、宇佐美のスタメンがアナウンスされており、ゴール裏でも宇佐美の新しいチャント(応援歌)の確認などがコアサポーターを中心に繰り広げられる。 ガンバ大阪の選手バスが到着し、サポーターへ挨拶に来る。 宇佐美にとっては凱旋となる今日の試合。 すでにこの瞬間から「伝説」を残す予感が感じれる程、宇佐美の表情には自信と良い緊張感が漂っていた。
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「ドイツから帰ってきた負け犬」 「逃げて来たやつに何が出来る」 「所詮は過去の天才」 19歳で世界の名門バイエルンに移籍を果たし、毎日の練習が世界選抜という選手たちと日々トレーニングを繰り返した。 ホッフェンハイムに移籍後もベンチ外と苦渋の日々を過ごし、今年の6月に出した決断は古巣のガンバ大阪への復帰。 2年前・・・ガンバ大阪のサポーターに盛大に見送られ、世界へ飛び出した19歳の少年は持っていたプライドを砕かれ、それでも確かに1歩づつ成長を続け、復活の瞬間を待っていた。 ガンバ大阪へ復帰を果たした記者会見。 「あれだけ盛大に送り出してもらったのに、2年で帰ってくるのは申し訳ない。 プレーで喜んでもらえるようにしたい。」 そう応えた宇佐美の心には1つの決意しかなかったはず。 デビュー戦での結果のみ!! 結果が出なければ「ドイツから帰ってきた負け犬」と言われる。 結果を出せばガンバ大阪に居場所を見つけられる。 21歳の青年が抱えたプレッシャーと覚悟。 その動向こそが、この日の一番の見所であり、それが勝負を決めるポイントに他ならなかった。 後半戦、千葉に完封負け、格下と思われたギラヴァンツ北九州にホームで引き分け。 悪い流れを変える特効薬は宇佐美貴史、ただひとりだった。 この日のスタメンは GK 藤カ谷 DF 加地、岩下、丹羽、藤春 MF 明神、今野、二川、大森、遠藤 FW 宇佐美
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開始6分。ヴィッセル神戸のコーナーキック。こぼれ球に得意のミドルシュートをポポがガンバ大阪ゴールに突き刺す。 最悪のスタート。 後半戦の悪い流れを引く典型的な負けパターンの開始・・・・だったはず。 重い空気が漂い、アウェイゴール裏はお祭り騒ぎに。 その空気を一瞬で変えた男が同点ゴールを突き刺す。 大森から二川へボールが渡る。 二川は中央の遠藤へスルーパス。 遠藤は自分でシュートを打てる場所にいるも、相手ディフェンダーを引きつけて、最高のスルー。 ボールは遠藤の股を通り、宇佐美へ。 冷静にゴールへ流し込む。 復帰戦。ファーストタッチでゴールを決めた男はガンバ大阪に無くてはならない男になっていた。 2年前よりもひとまわりもふたまわりも大きくなって。
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負け試合に入ったガンバ大阪の、この日の勝利を決めた男は1分で万博記念陸上競技場の空気を変えてしまった。 前半も終盤の39分。 遠藤のコーナーキックをファーサイドで岩下がヘディングで折り返す。 その折り返しボールに誰よりも速く反応したのは宇佐美。 逆転のシュートをヴィッセル神戸のゴールへ突き刺す。 この男・・・計り知れない。 世界の選抜チームが組める程のバイエルンミュンヘンの選手達を相手にした経験からするとヴィッセル神戸の選手たちは3軍以下に当たるかもしれない。 それほど格の違いをピッチの上で展開した宇佐美に、ガンバ大阪ゴール裏は最高潮に。 涙しか出ない。 心から「おかえり」と叫ぶ逆転ゴールを手に。 後半54分に藤春からのクロスに走り込んだ遠藤がヘディングで追加点。 その後、ヴィッセル神戸の田代に決められ3-2となり、終盤はヴィッセル神戸の猛攻を受けるがなんとか失点せず、関西ダービーであり頂上決戦は3-2の勝利。
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長谷川監督はこの日の勝利を「試合が終わってしまうと次になるので。勝点53になったということ。もちろん神戸にホームで勝つと負けるのとでは大きいが、試合が終わったらまた次の準備が始まる。終わってしまうと同じ勝点3なのかなと思います。」と締めた。 そうだ、まだ優勝が決まったわけでもなく、勝ち点3をいつもと同じく積み重ねただけ。 しかし、この勝ち点3が持つ大きな意味を選手もサポーターも理解している。 来週はアウェイでの東京ヴェルディ戦が待っている。 その翌週はアウェイで上位キラーの岡山が待っている。 2連勝を目指しても良いはず。 レアンドロと家長がチームを去り、戦力ダウンと言われた中で帰って来た宇佐美の活躍。 キャプテンの遠藤は「ああいうドリブラータイプが入ると相手も引いて行くのでいいアクセントになったと思う。初めてやる形でしたが次に繋がる試合をしたかなと思うし、彼らも持ち味は出せたと思う。」と手応えを感じている。 簡単ではないと分かっていたJ2だが、勝利を重ねた6月で気持ちの油断がないとは言い切れない。 1位 ガンバ大阪(53) 2位 ヴィッセル神戸(50) 3位 ジェフ千葉(47) 4位 V.長崎(46) 5位 京都サンガ(43) 6位 アビスパ福岡(40) 混戦の上位で自動昇格の2位まで・・・いや必ず優勝で来期のJ1へ繋げる為に、この日の勝ち点3の意味を感じ、次節のアウェイの試合にも絶対勝利で望んで欲しい。 >スカパーハイライト映像へ(Youtube)




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2013.7.20 J2第25節 vsヴィッセル神戸

同じく!あの国内最終試合だったヴィッセル戦から、またもや帰ってきて、そして今度は1G1A以上の2Gで結果を出した宇佐美!
ここからのガンバが楽しみです!

2013.7.20 J2第25節 vsヴィッセル神戸

ゴール裏の応援、お疲れ様でした。いつも感じますが、ゴール裏の応援がスタンド全体をエエ塩梅に応援のリードしてくれてます。前は妙な力みを感じてましたが、この頃は慣れてきてエエ感じです。
昨日は宇佐美が得点を決めるたびに、涙が出て、出て、両手を突き上げながら、感涙にむせんでおりました。苦労した子供がぼろぼろになって帰ってきたけど、大きく成長したぞって感じでした。早いことJ1に戻りましょう。

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