cherish the hope

優勝候補アトレティコ

このエントリーをはてなブックマークに追加

今季初めてアトレティコ戦を観戦。今季のアトレティコには個人的にかなり期待しているので、とってもワクワクです。

ホームのマラガのメンバーは、昨年からガラリと変わった印象。知ってるメンバーは、カバジェロ、ガメス、サンチェス、カマーチョ、エリゼウくらいかな(僕が詳しくないだけなのですが)。ベンチには、サンタクルス、ドゥダ、カメニ等がいますね。

アトレティコは、ガビとラウール・ガルシアがいないのが気がかり。コケとティアゴのドブレピボーテでスタートです。コスタとビジャの不動の2トップに加え、ベンチにはアドリアン・ロペスがいるという豪華な前線に期待。

ちなみにアトレティコは次節バルサ戦にもかかわらず、アルダ・コケ・フェリペ・ファンフランの4枚が累積リーチ。これも結構気がかりかもしれません。シュスターとシメオネの両指揮官の曲者対決も、大きな見所ですね。

序盤はボールが行ったり来たりしながらも、若干アトレティコが押し込み気味。ただマラガは予想通り5バックでのスタートなので、この展開は想定内であると思われます。アトレティコとしてはティアゴとコケの中央が守備面で少し不安なので、マラガはそこをカウンターで突きたいところ。にしてもそのコケは、ボールをさばいたり持つのが本当に上手い。スペイン期待のパサー&メーカーですね。

20分、ファンフランがマラガの左サイドを突破してフリーでシュートするも、カバジェロのセーブ。この試合初の決定機。にしてもアトレティコは、両SBの位置が高すぎ。もちろん良い意味で。

段々とアトレティコの一方的な展開になりつつあります。アトレティコの鬼2トップは、役割が両者で異なるのが面白いですね。ビジャは比較的低い位置にも降りてきてボールを運んだり散らしたりして、コスタは高い位置で虎視眈々と裏のスペースを狙う。いわゆるSTとCFの関係で、2トップの関係としては理想的。

更に厄介なのが、この2人はSTとCFのどちらにもなれるということ。ビジャの最前線での決定力は言うまでもなく、コスタも強さを活かしたポストプレーやドリブルは上手い。DFとしては本当に嫌な2トップ。

ただ、アトレティコが押し込むもののマラガのブロックも堅いので、なかなか崩れません。コスタがほとんどボールに触れない。逆に、マラガの両サイドのスピードアタックにやられるシーンがちらほら。ガメスは良いSBですし、エリゼウも良いアタッカーですね。

というわけで、両者攻めたり守ったりしながらもシュートは少なく決定機はほとんど無いという、良い意味で「らしさ」が出ている堅い試合に終始して前半終了。マラガは現状維持であわよくば1点、アトレティコはもうちょっとチャンスを作りたいところでしょう。

後半。

相変わらずボールが行ったり来たりの拮抗した展開の中で、やはり相変わらずアトレティコが若干押し気味。そのアトレティコは、オリベルに替えてアドリアン・ロペスを投入しています。

8分、ファンフランがサイド際のオブストラクションでイエロー。よって、次のバルサ戦は出場停止。ついに出てしまった累積。痛いですね。

堅い試合の中で、攻めあぐねるアトレティコに対してマラガが前に出始めます。14分の、サムエルの突破からマラガがチャンスを作った直後、カウンターでコスタの突破からゴール前でフリーになったアドリアン・ロペスがシュートを打ち切れなかったシーンは、この試合で初めて両者が狙う攻撃が成立したシーン。これを機に、オープンな展開となるのか。

20分、マラガはエリゼウに替えてドゥダ、そしてフアンミに替えてサンタクルス。アトレティコにとっては不気味な交代。

アトレティコはいつまで経ってもマラガのブロックが崩せません。何らかのアクセントが欲しいところですが、交代で入ったクリスティアン・ロドリゲスもアドリアン・ロペスも、今のところ相手の驚異になっていない。停滞ムードをどうやって崩そうか、というところ。

しかし、その停滞があっさり解けたりするのがサッカーというスポーツ。

24分、中央のビジャ→左に流れたコスタがDFを外して中のアドリアン・ロペス→カバジェロが弾いたシュートのこぼれ玉を、走り込んできたコケが決めてアトレティコ先制。

点を取らなければいけないマラガはボールを持ち始めますが、しかし形勢が逆になるとどう考えても厳しいのはマラガ。ブロックを構えるアトレティコを崩しきる攻撃力が、マラガにあるとは思えない。

逆にアトレティコは、お得意のコスタ中心のカウンターに切り換えることができて万々歳。30分のロドリゲス、ビジャ、コスタが中盤で奪ってショートカウンターで崩しきるも決めきれなかったシーンは、まさにシメオネサッカーの狙いど真ん中。このチームの最大の強みは、豪華な攻撃陣も含めた全員が献身的に守備をすることですね。

頑張ってサイドを起点に攻めるマラガ。それを嘲笑うかのように手堅く守るアトレティコ。マラガはこうなったら、セットプレーにかけるしかないかもしれません。

39分、アトレティコはビジャに替えてDFのアルデルヴァイレルトを投入。いよいよ試合を締めにかかるアトレティコ。

そして、マラガの頑張りもむなしくそのまま0ー1で試合終了。アトレティコは見事に5連勝で単独首位に。バルサとマドリーにプレッシャーをかけることに成功しました。

感想。アトレティコだけ。

タイトル通りです。彼らは間違いなく本物であり、そして本当に優勝候補ですね。強いです。今日の試合も年明けということもあり、ベストコンディションではありませんでしたし実際に苦しみましたが、局所の勝負強さはさすがでした。

とにかく、うんざりするくらいに組織的かつ機能的なんですね。全員が一瞬もサボることなく、攻守において走り続ける。バルサほどの華麗なテクニックも、マドリーほどの驚異的なスピードもありませんが、しかし今季に関して言えばアトレティコはその両チーム以上に組織として団結していると言えるかもしれません。たった1試合観ただけで何を言ってんだと思われるかもしれませんが、しかしそれくらいの強烈なインパクトをこの試合のアトレティコからは受けました。クロップが作りあげた強いドルトムントを初めて見た時と、感覚は似ていますね。

まぁ相手は下位のマラガでしたけど、ただシメオネがアトレティコにもたらしたスピリットは私達の想像以上に大きいものなのかもしれません。特に得点した後の全員の守備時の集中力の凄さには、普段の彼のチームに対する要求の撤退ぶりが垣間見えました。彼も世界屈指の名将になりつつあるんですね。

ただ、この堅いサッカーはジエゴ・コスタという化け物エースがいるからこそ。彼という強烈な個があるからカウンター主体のサッカーが活きるわけで、そういう意味では彼が完全に封じられるようなCL本戦レベルの戦いで、チームとしてどれだけやれるかが見物ですね。ただ、今のミランのDFがコスタを抑えられるかは甚だしく疑問ですが。

いずれにせよ、これから訪れるであろう苦境をチームとして一致団結して乗り越えることができたなら、昨季のマドリーを破ったドルトムントのようなジャイアントキリングを起こすチームに進化する可能性は大かなと、個人的には思います。

あるいは、次節でバルサを破って突っ走ってリーガを優勝することなんかがあれば、スペインに本格的な3強時代が訪れるということであり、それはリーガにとってはとても良いことなんですけど、まぁシメオネは相変わらず謙虚に否定するでしょうし現実は厳しいです。特に、本当に苦しいこれからの時期を乗り切るための選手層に差がありすぎますからね。

ただ、アトレティコはそういう大きな期待をするには十分に足るチームです。とりあえず、次節のバルサ戦がとても楽しみですね。ぶっちゃけクラシコより全然楽しみかも(笑)


ただ、ファンフランいないんだよなぁ(涙)



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
リーガ・エスパニョーラ
タグ:
マラガ
アトレティコ
シメオネ
ジエゴ・コスタ

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

英首相がプレミアリーグ試合結果を予想!当たった?外れた?【J SPORTS プレミアリーグナビ】

ミランの2013年【ミランとピルロに魅せられて~Regista~】

CEサバデルでのインターン実習【PreSoccerTeamオフィシャルブログ】

ブロガープロフィール

profile-iconelleschpani

サッカー観戦歴8年、選手歴14年の、サッカー大好きな大学生です。


  • 昨日のページビュー:5
  • 累計のページビュー:871613

(11月14日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. シンジ・カガワ
  2. 最高のLSB
  3. ケイスケ・ホンダ
  4. チェルシーユナイテッド
  5. ミランの10番
  6. あなたはどっち?
  7. 天王山・アトレティコバルサ
  8. あなたはどっち? その2
  9. あなたはどっち? その5
  10. リバプール補強のススメ

月別アーカイブ

2015
12
2014
02
01
2013
12
04
03
02
2012
09
08
04
03

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年11月14日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss