及ばぬ鯉が滝登り

審判にまつわる備忘録

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「まじかよ、〇〇相手に球審××かよ!」

みたいな話を、昔妙に風通しの良い広島市民球場レフトスタンドで友人とした事を、昨日の今日で思い出した。 あのころは中学生だったか、高校生だったか。 SNSもインターネットも普及していない時代、意外と他球団ファンの××氏の見解も私や友人と同じだった。 色んな球場で同じように言われていたのだろう。 その後も球場で××氏の名前を聞く機会は続いたが、年々悪名は話題にあがることは減っていった。 今考えると、××氏も技術を磨き、成長したのかもしれない。(偶にやらかし事件は起こしてたが) とはいえ、私も含め世間の××氏の評価は結局悪いままだ。 なにせ審判は正しいジャッジをして当然と思われている。 プラスかマイナスかの選手と違って審判はゼロかマイナス。 一度失敗をするとそれを取り返す術がない。

個人的な見解だが、あの頃と今を比較して、プロ野球の審判のレベルは全体的に上がっていると思う。 過去からプロ野球のレベルは上がっているという事は、審判もそれに対応しているという事だから。 昔ほどジャッジで微妙な気持ちになる事も減った。 それは多くの審判員が、野球ファンから散々罵声を浴びせられつつも、グッとこらえて技術を磨き続けた証だと思う。

プロ野球の審判は選手と同じ年俸制で、日本プロ野球機構と一年ごとに契約している。 年俸は1軍通算500試合出場をクリアしてようやく750万円、ここに出場手当がつく。 ベテラン審判員だと計算上1000万円ほどの年収になるらしいが、遠征あり・退職金無し・身体や視力については一定以上の能力が求められ定年も一般職より早い、という状況を鑑みれば、それ程高いと感じない。 平均的なサラリーマンの生涯年収が約2億円と言われるが、上記条件でそれを越えようとするのは割と大変だ。 そんな条件であの大舞台に立ち、プレッシャーに耐えながら試合を左右するジャッジをする。 それはプロ野球に関わりたい、盛り上げたいという想いに支えられての事ではないか。 あの塁審もそうではないか。 あの瞬間は確かにジャッジの技術が足りなかったとして、その取り組みや想いまで否定してよいものだろうか。

昨日の1塁塁審の名も、これから暫くカープファンに悪名として語られるのだろう。 なんせ昔とは違ってTV放送は地デジで綺麗だし、誰でも簡単に動画を作成できるし、それを世界中に情報発信できる。 まあそれはしょうがない。こんな時代だし。はっきり映っちゃってるし。 やらかしたものを帳消しにしろとは思わない。 確り振り返って欲しい。 ただそこから得る教訓ってのはプロ野球界の発展の為であって欲しい。 あの塁審が今日から正しいジャッジをする糧となって欲しい。 もう一つ願わくば今日の試合、カープファンには純粋にプレーで盛り上がって欲しい。

半分以上自戒の文だけど。



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審判にまつわる備忘録

源五郎さん、コメントありがとうございます。

線審がいなくなったからこそのホームランビデオ判定。
コリジョンルールで際どい追いタッチが増えるからこその本塁クロスプレービデオ判定。
これで1塁ビデオ判定までいれると、審判の技術向上の場はより減るのでは?と思えてしまうんですね。
審判技術の向上もプロ野球レベルの向上に必要、こういう観点で慎重に進めてほしいものですね。

>でも、なんでヘッスラしちゃうかなぁ?走り抜けたほうが早いって証明されているのにね。
おお、書こうかと思ったけど尻込みした事を見事に指摘していただきました。
正直1塁へのヘッドスライディングって、審判に対する「誤魔化し」の意味合いもあるんですよね。
その状況でセーフをアウトとコールされることは、誤魔化しが裏目を引いた感が否めず、小窪には悪いですが広輔ほど同情できなかったというか。
まあアマ時代に刷り込まれたのでしょうから体が勝手に反応してしまうんでしょうけどね。

審判にまつわる備忘録

審判の技術は上がっている、、、多分、その通りだと思います。
ふた昔前のスローVTRだと「コマ落ち」画面のような粗さで、決定的な場面が映っていない事もしばしばでしたが、今は家庭用PCでもかなり鮮明な映像で繰り返し再生する事も可能。
「俺がセーフって言ったらセーフだ」って言い張っても「じゃ、これ見てよ」って証拠を突き付けられる審判受難の時代かも知れません。

件の7回のシーン、、、「明らかにセーフ」ですね。
でも、なんでヘッスラしちゃうかなぁ?走り抜けたほうが早いって証明されているのにね。
前にランナーが居ても居なくてもホースプレイの1塁、その分、走り抜ける事が許されているのに、その権利を使わないなんて勿体ない。
もしも、走り抜けていたら、、、セーフとコールされたかも、、、。

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